サンドッグハニームーン 各話コメント

同人誌「サンドッグハニームーン」に収録した話について、あとがきではないですが余談など。全話読まれている前提で書いています。
特に重要な情報はありません。書いた人間があーだこーだ語ってるのを読むのがお好きな方はどうぞ。

全般

スラムダンクは作品全体の空気はリアルな感じがするんですが、当方メインの牧や藤真(特に藤真)の設定は思いきり「マンガのキャラ」だと感じるので、ある程度そういう意識で書いています。
考えてもどうしても藤真の設定のところで「細けえことはいいんだよ!」となってしまうので、少年マンガの世界のこととして現実味は気にしすぎないというか。牧の一人暮らし設定もそういう感じです。
 

サンドッグハニームーン(本のタイトル)

GOATBEDというバンドの曲名を拝借しました。特に小説のイメージソングだったわけではないですが、「幻日(=sundog)」という話があってちょうどよかったのと、ポップで楽しげでかわいい雰囲気の歌と自分内の牧藤がイメージ合うな〜と思ったので。
単純にとても好きなアーティストだからというのもあります。好きなものを好きなもので固めた本。
 

きみを知った日(2019/07/09)

初めて書いたSD二次で、自分の需要に大変忠実な話、かつ一連の話のベースです。
他の話に出てくる藤真の内面要素についてはこの話の時点で諸々あって、まだここじゃないなと切り出されていったものです。

牧藤は二人ともモテて色事には慣れてるだろう、というのは元キャラからの想像です。藤真がそういう状況にもっていく、というのも同様(藤真は人を操るタイプだと思う)。致すところの流れが軽めなのは個人的なBLの趣味もあります。性欲に抗えないし貞操観念もゆるいので「とりあえずやってみる?」とノリでいってしまう。それでも誰でもいいわけじゃなくて、恋愛の自覚はないにしろ「牧だから」ではあるんですが。

あと他の話でも引っ張ってますが、割と藤真はもやもや考えるほうだけど牧はストレートに「好きだ! やりたい!」っていう感じなのと、藤真は牧との新たな関係(ふたりの時間)に癒しとか救いを感じてるというのが書きたかったことです。

思いだし追記

SDに萌えた当初、自分の中でのカプ像を固めたかったので「自分で一本書くまで他の二次創作は読まない」と思っていました。(と思いつつ、そのころpixivの新しめのほうにアップされていたものは少し拝読してたのですが)
一応そういう意識を持って書いていたのであとで読み返したときの感想が「自分の需要に忠実」だったのかなと思いました。

双璧という言葉、国体合宿、海要素(サーファー設定のことではなく、海が身近にあるという感じ)は原作時点では意識しておらず、二次創作で「そこ推す人多いんだな」と知った要素です。なので今回の一連の話にはあまり出てきてないですね。

 

プラン(2019/08/26)

牧藤のスケジュールというか、高校のバスケの大会などの日程を整理してるうちに発生した話です。「きみを知った日」やあとの話の補足的な内容も含むので、説明くさくなってないだろうかと気になってたりしました。
 

相対領域(2019/11/13)

藤真は牧に相談相手みたいなことは求めてない、なんでも打ち明けるズブズブの関係は望んでない、というのをどこかの話の中で自然に書きたかったんですが、いまいち伝わりにくい気がしたのでその部分のみで短編にしました。

その翔陽関係で頼れる相手というのが花形で。藤真はそんなに一人だけでは背負いこんでなくて、花形はいち部員ではなく相棒みたいなポジです。そのおかげでちょっと余裕のできた時間に牧と付き合えています。

牧が「部活関係のことを教えてもらえなくて寂しい」「やたら花形と藤真のことが気になる」ってちょくちょく思うのは鋭いというか、根本は繋がってるんですよねそこ。
 

さかしまな恋人(2019/09/14)

藤真はとてもキュートなんだ! というのが伝わると嬉しい話ですが果たして。牧のセンスもありますが、あえて大人っぽい店やラブホではしゃぐのも子供っぽさというか、背伸び感というか。高校生カップルがこういうことしてたらかわいいなーって感じで書いてました。

藤真の中学の設定は初期からあったものです。いろいろ慣れた風なのは特に素行が悪かったわけではなく環境によるもので、とはいえ翔陽ではちょっと意識して行儀よくしています。
 

ダラテン(2019/12/01 )

クリスマスの話だからと後回しにしていましたが、ネタ自体は夏ぐらいからあったものです。
エロ話とメンタルめんどくさい系の話は別の話として切り分けたほうが読みやすいのかなー、とアップしてしばらく後に思いました。が、個人的には混ざってるのが好きというか、どっちもあるのが自分内の牧藤のイメージだからなあ、とも思ったり。
 

不純同性交遊/ボーイズ・ラブ(2019/07/10、2019/09/18)

幕間みたいな短い話ですが、指輪のフラグがあるので必要な話でした。
二人ともホモセックスについてそれなりに知っているということへの補足も入れたかったので。
 

ままごと(2019/07/27)

ままごとという言葉が好きというか、料理を作ったり、家具を増やしたりっていう、それを高校生がやってるごっこ遊び感がかわいいというか萌えるというか。さかしま〜の項で言ってることと同じ感じです。
 

若葉のキオク(2019/10/04)

時系列順で本にまとめたいというのはこの時点(より前)からあって、二人が三年生になってこういう状況です、というのを軽く説明する話が欲しくて書きました。
 

幻日(2019/08/14)

藤真の(非公式の)誕生日が近いから誕生日の話を書きたい、時期的にはIH予選のこと絡めたい、あと夏だから花火も、など好きなように詰め込みました。
苦手な情景(風景?)描写を私にしては意識して書いてみた話です。

本としてはこの話で終わる方が綺麗なのかなとも思いましたが、同人だし書きたいこと書こうというか、「ちょっと落ち着いてから付き合い始めたころについて振り返る」っていうのが欲しくて、あと本のタイトルを「サンドッグハニームーン」にしたすぎて蜜月〜〜という話を書くに至ります。
 

蜜月カルテ(2019/10/26)

上でも書いてますが「付き合って一年の話」としては後半がメインです。わかりやすいほうがいいかなと思って、結構開き直りなくらい作中でいろいろ説明しています。

しかし時期がハロウィンなので、若い二人(特に牧)はこのエロイベントをスルーはできないだろうというわけでの一話目です。
見直しで頭から読んできたときに、藤真が唐突にはっちゃけすぎだろ! 何があったんだよ! とちょっと自分で思ってしまいましたが。「幻日」からこの話の間で期間の割に色々起こったり終わったりしてるので、藤真の心境も変わったのでしょう。あと端からコスプレHをする気で来てるので。
テンションはともかく、結構あからさまな言葉や下ネタは好きで言うだろう男子高校生だし、って思っています。
一話も虚無のエロだけではなくて、最初のとき賢者タイムで機嫌悪かった藤真が一年経ってそれを回避する技術(?)を得てるっていうのも一応あります。

お読みいただきありがとうございました!

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