どこから書けばって感じですが、とりあえずデュマ(泣)
悪役ではあるんですが、そりゃそうするしかないよねという境遇で……
いきなり弟だからって言ったってそんなのヘルガが受け入れるわけないじゃん、って感じですけど、その、頭いいような割に情緒が未発達っぽいところがまた悲しいな〜 って思いました。愛情をほとんど知らなくて、その全てを母と姉に求めているんですよね。デュマは考えれば考えるほどしんどいです。
そしてセス!!!!(泣)
べフォールの子供たちもいろいろあるんですけど、味方陣営はセスが一番印象的でした。
途中ティナとセスの幼少時の映像が入ったときに、トーマはこのセスの生まれ変わりでヘルガとハッピーエンドになるのかな と思ったけどそんなことはなかった。
(ながら見だったので)あれ、実はこの新しい恋人(ソラン)の生まれ変わりがトーマ? とも思ったけどそれも違った。この辺の私の想像は「主人公はヒロインとくっつくのがハッピーエンド」と思い込んでるからですね。
実際はセスはソランを殺していて、それは事故でもなんでもなく殺人。
セスは罪を犯していてソランは完全に被害者。(ティナが爆殺されたときに近衛としてソランがしっかりしてれば! みたいなシーンはあるけど、あれは罪というものではないと思う)
私は「罪を犯してるが、かわいそうだからって視聴者から許されてるキャラ」は基本的に嫌いなんですが、セスには全然そう思えなくて。ティナはセスの良さに気づけよ、とか思ってたくらいです(CP厨)
我ながら不思議なんですが、ああいうことがあってもそうそう嫌いになれないような描き方をされてるんだと思います。そもそもティナがソランと付き合うって言い出してる時点から「えー!? 一時の興味に流されすぎ!」て思いましたし。
セスの描写は多いけど、ソランは視聴者が思い入れるほどの描写はなかったと思っていて、それも意図的かなあと。
『なんだよ主人公(トーマ)はクズの生まれ変わりかよ!』って思っちゃったら、残り話数少しだとしても結構萎えると思います。完全にセスが悪いとは思うんですけど、あくまで視聴者がセス(主人公)に思い入れてられるような描き方をしてるのかなと思いました。
暴走ティナにセスの声が届かなかったのは実際存在が消えてたってよりは、タイミングの問題では! と思いました。ちょっと落ち着いてきたころにソランが声かけに行ったんじゃないですかね、そうでなくて完全に無視だったらティナがひでー! ってなりますが
その後狭間でセスの声届いてますし…
結末、ヘルガがソランの生まれ変わりと出会っていい感じになる(ティナがソランと結ばれる)っていうのは話としては至極真っ当なんですが、私の思い入れ的には完全にセス>>>>ソランなので(※ソランは一つも悪くない)、そっかーーエンドそうかーーー って思ってしまった。
でもソランを殺したセスとティナが公式で結ばれるのは違うと思うし、狭間でティナを呼び戻したときにセスの思いは晴れてるはずだし、これ以外ないよねって感じではあるんですが。
他の子供達が新しい人生を選んでるのにヘルガは結局前世を引きずるのか、それはそれでいいのか? とも思えたりして。せめて転生ソランの腕のアザはいらなかったんじゃないか? とか
納得いかないってわけじゃないです。頭では納得している。私が嫌いになりそうなタイプだと思うセスの描き方に感心してしまった。
あとチットは何の因縁もないただのやたら行動力があるマセガキということなんですね。それもなんかすごいなと思った笑
26話でこの内容を描ききってるのすごいなーってあらためて思ったり。